2020年6月4日木曜日

【電子工作】DFPlayerの使い方について【2020年6月4日時点】

DFPlayerについて現状把握していることを書き残します。
また、ヘッダーナビゲーションにもDFPlayer mini関連のページとしてまとめておきます。
ここに記載されている内容は後で加筆修正されるかもしれません。


DFPlayer miniとは

DFRobot製のMP3プレーヤーモジュールのことですが、互換品(MP3-TF-16Pなど)もあり、ここではひとまとめでDFPlayerとして説明します。挙動は本家、互換品ともに同じです。
音声ファイルを保存したSDカードを挿入することで、音声再生をすることができます。仕様上ではUSBメモリNORFLASHにも対応しているみたいですが、NORFLASHに対応させるには本体の改造が必要になると思われます。
動作確認用LEDの色は個体差があり、青色、橙色の個体が存在することを確認しています。
動作方法は、押しボタンスイッチによる制御(ADkeyモードI/Oモード)か、シリアル通信による制御があります。


動作電圧等について

仕様では、動作電圧3.2~5.0V(推奨4.2V)となっています。
一部サイトやツイートによると音声再生時の最大電流は500mA程度まで行くとの記載もあり、電流量の小さいLR44等のボタン電池では安定した動作をさせることは困難です。
音声ファイルのdBを下げることによりボタン電池でも再生できたとの記載を見た記憶もありましたが、2020.6.4現在、再検索しても見つけることができませんでした。
安定動作を求めるのであれば、アルカリ電池やリチウムポリマー電池の使用をお勧めします。


音声再生方法

ADkeyモード

抵抗と押しボタンスイッチを組み合わせることにより、最大14曲を任意選択再生することができるモードです。再生/停止や前曲再生/音量+、次曲再生/音量-等の機能を持ったボタンも設置できます。
抵抗値で再生する曲を判断しているので、ボタン同時押しによる合成抵抗で曲をかえる荒業も使えます。
なお、このモードで再生する時の曲の順番は、記憶媒体にファイルを保存した順番で再生されます。ファイル名では判断していませんので注意してください。

I/Oモード

押しボタンスイッチ2個で前曲再生/音量+、次曲再生/音量-を制御するモードです。
なお、このモードで再生する時の曲の順番は、記憶媒体にファイルを保存した順番で再生されます。ファイル名では判断していませんので注意してください。

シリアル通信

UARTで制御するモードです。Arduino等のマイコンでの制御が必須となりますが、フォルダや曲番号を指定して再生できる等、ADkeyモードやI/Oモードに比べ音声再生の自由度が増します。


対応している記憶媒体

SDカード

  • 最大32GBまで(FAT16、FAT32)

USBメモリ

  • 最大32GBまで(FAT16、FAT32)

NORFLASH

  • 最大64MBまで


音声ファイル

対応形式

  • MP3
  • WAV

対応サンプリングレート

  • 8kHz
  • 11.025kHz
  • 12kHz
  • 16kHz
  • 22.05kHz
  • 24kHz
  • 32kHz
  • 44.1kHz
  • 48kHz