はじめに
電子工作初心者が手を付けやすいオリジナル音声の変身アイテムについて考えていたところ、ドーパント型のガイアメモリであればガイアウィスパー音と変身音の2音しか必要がなく、Arduinoを使用せずにDFPlayerのADkeyモードで対応できそうだったことから作製してみました。使用した材料等について
今回のガイアメモリ作製に際し、新規に購入したものは下記の物です。()内の値段は購入時の金額です。- メモリー(コア)メモリ(5年前にリサイクルショップで150円)
- 単5電池×2本(100均で2本108円)
- DFPlayer(Amazonで5個1,278円)
上記のほかにも、導線やmicroSDカードを流用しているほか、はんだごてやニッパー等の機材も使用しています。
- microSDカード 2GB(古いスマホより流用 購入時500円位)
- 導線(古いPCのATAケーブルを流用)
- はんだとはんだごて(100均で購入したもの)
- 養生テープ(100均で購入したもの)
- ニッパー(模型作製に使用しているもの2,000円位)
- ヤスリ(100均で購入したもの)
メモリーメモリが幾らで手に入るかにもよりますが、概ね1,000~2,000円程度で作れると思います。
音声について
ガイアウィスパー音はDX版のジョーカーメモリより。変身音については、劇中と玩具版の違いが気になったので、今回は劇中の音を録音・編集して使用しました。
最初は、microSDカード上にMP3フォルダを作成し、変身音を0001.mp3、ガイアウィスパー音を0005.mp3として2音のみ保存していたのですが、Arduinoで制御している時とは挙動が異なり、上手く音声を再生することができませんでした。
そのため、0002.mp3、0003.mp3、0004.mp3のダミーデータを作製し、0001.mp3から順番に1個ずつmicroSDカードに保存していったところ、ようやく動作してくれるようになりました。
おそらく、SDカード上にファイルを保存した順番で音声の順番を判断しているのだと思います。
回路図について
各種スイッチやスピーカーは、メモリー(コア)メモリの物をそのまま使用しており、配線は概ね下画像のとおりになります。本体の加工について
ガイアメモリ内にDFPlayerと単5電池を収納しなければならないため、下画像の赤く塗った部分をニッパーで切り取りました。加工後の本体へ、下画像のように回路をセットします。
本体の中央部には単5電池×2個が入ります。
DFPlayerの動作電圧ギリギリなので、時々動作が不安定になります。
本体をもう少し削って加工すれば単5電池が3本入るので、4.5V駆動にした方が安心かもしれません。